メタボ診断の腹囲基準に厚生労働省研究班が異論?!
2008年4月からスタートしたメタボ健診(特定健康診査)では、腹囲(ウエスト周囲径)を計測するようになりました。
既に経験された方もいると思いますが、このメタボ健診における腹囲測定の基準は、男性85cm以上、女性90cm以上となっています。しかし、この診断基準は日本独自のもので、海外では国によりメタボリックシンドロームの診断基準は異なっています。
また、WHOでも生活習慣病の危険度腹囲基準を変更するそうです。
そのような中、厚生労働省の研究班が、日本独自のメタボ診断の腹囲基準に異論を唱えていえるそうです。
以下、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090301-OYT1T00042.htm
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準は、腹囲が男性85センチ以上、女性で90センチ以上あることを必須条件としているのに対し、単に腹囲が大きいだけでは生活習慣病の危険要因としては不十分という調査結果を、下方浩史・国立長寿医療センター(愛知県大府市)研究所部長を班長とする厚生労働省研究班がまとめた。
メタボ基準を巡っては、男性の腹囲が女性より厳しいことなどについて異論が続出しており、今回の結果も見直し論議に一石を投じそうだ。
厚生労働省の研究班の調査では、無作為に選んだ40~82歳の男女3253人について、内臓脂肪の断面積をCTで計測し、現在の日本のメタボ基準の腹囲基準で対象者を選別。2000年から6年間に渡り、動脈硬化の進行具合を、心臓の冠動脈や脳血管の梗塞具合の有無など6項目で比較したそうです。
その結果、いわゆるメタボ対象で肥満といわれる人と、そうでない人で、調査した
6項目すべてにおいて、その差は1.5倍未満にとどまったそうです。
厚生労働省の研究班の分析では、メタボ診断の腹囲基準と生活習慣病の因果関係は、それほど強くないそうです。
糖尿病や心臓病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、個々の原因で発症するというより、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因で発症すると考えられているそうですが、メタボ健診(特定健康診査)では、腹囲基準がオーバーしていなければ、他の検査項目である血圧、血糖値、脂質のすべてに異常があっても保健指導の対象にならないそうです。
少し疑問に思っていましたが、腹囲偏重の日本のメタボ健診(特定健康診査)は、やはり改善の余地があるのではないでしょうか?
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